こんにちは!

石州犬研究室のかわべまゆみです。

私は5年ほど前に、島根県の石州犬「石号」が、現在の柴犬の祖犬であることを知りました。

この事は、日本犬の世界では、周知の事実でしたが、一般には、ほとんど知られていませんでした。

「これは面白い!大発見だ!!」と、興味を持った私は、以来石号や石号にまつわる人々の事を調べてまいりました。

おかげさまで、たくさんの方々のご協力をいただきまして、多くのことがわかってきました。

そして今では、島根県益田市美都町の皆さんが、「柴犬の聖地・石号の里」として、地域起こし活動をされ、全国的にも知られるようになって参りました。

ここに至るまで、それは、それは、不思議な巡り合わせや、奇跡的な出会いが多々ありました。

あまりにも、面白いので、調査・研究・広報の過程をノンフィクションの読み物としてご紹介させていただくことといたしました。

ご協力いただいた方は、100人を超え、そのおひとり、おひとりにご確認いただきながら、現在執筆中です。

「事実は小説よりも奇なり」と申しますが、不思議な偶然の連続で、自分自身ワクワクドキドキハラハラの連続でした。完成しましたら、皆様にご覧いただけますように、いたしますので、ぜひご覧くださいませ♪

  


 

平成十四年、愛犬が突然死したことによって、重度のペットロス症候群で苦しんだ私は、夫のすすめから、山陰柴犬を飼うことに。 

 

その後、現在のすべての柴犬は、島根県の石州犬「石」の血を引くことを知る。柴犬といえば、国の天然記念物であり、世界的にも人気の犬種だ。

 

もし、これが事実ならば地元にとって素晴らしい地域資源となるだろう。 

しかしなぜ、血統を遡ると一頭の犬にたどり着くのか? 

それがどうして島根の犬なのか? 

 

かくて「地域振興バカ」の調査・研究・広報活動が始まった。